ロボット教材徹底比較!【知らなかったこんな特徴】
- 2018.07.26
- コラム
ロボット教室を決める際、月謝や入学費ももちろん気になりますが、子供が実際に手にとって学ぶ教材が気になるという人も多いはずです。
というのも、ロボット教室というのは教材をレンタルするところにしろ、お買い上げのところにしろ、安くはない教材費を払って少なくとも1年間は同じ教材を組み立てては分解してまた組み立てるの繰り返しです。
簡単な仕組みやどういった特徴なのかを知っておきたいというのが親心というものです。
主要なロボット教室で使われる教材
1、LEGO マインドストーム EV3/WeDo2.0
使っているロボット教室 | crefus、ロボ団、レゴスクールなど |
価格 |
LEGO マインドストーム EV3基本セット:53,040円(標準価格/税抜) LEGO WeDo2.0基本セット:24,000円(標準価格/税抜) |
言わずと知れたレゴのロボット教育向けキットのマインドストームとWeDo。
「レゴ マインドストーム」は小学校高学年〜中学生向けで「レゴ WeDo」はが幼稚園〜小学校低学年向けということになります。
両者共に直感的なアイコンによるプログラミングができるようになっていて、小さなお子様でもプログラミングができるようになっています。
まずは普通のレゴを組み立てるような感覚で組み立ててみて、そこからアプリを使って動かしてみましょう。うまく動かせなかったとしてもそこから気付きや学びが得られるはずです。
マインドストームはかなり本格的なロボットキットとなっていて、「データロギング」と呼ばれる実験やテストの際に必要なデータの予測・計測・収集・分析できるという機能が付いていたりします。また、そのデータを分析することも可能。大人もハマってしまうことうけあいです。
また、拡張パーツも多く用意されていて、TETRAXという拡張パーツを使えば、ロボコンに出てきそうなロボットまで作れてしまいます。
数少ない難点をあげるとすれば、他のブロックと比べてレゴは形が決まっていたりはめ込む面が決まっていたりするので、ブロック組み立て時における柔軟性に欠けるのかなといった点です。
子供の発想力を伸ばすことを重視したいのであれば、他の教材を選んだ方が良いかもしれません。
2、ヒューマンアカデミーオリジナルロボット
使っているロボット教室 | ヒューマンアカデミーロボット教室 |
価格 |
非売品(ロボット教室入学時に30,780円支払います。) |
ヒューマンアカデミーロボット教室はロボット・カリキュラム共に日本を代表するロボットクリエイターである高橋智隆さんが手がけています。
そんな高橋さんが監修するロボットは、一見するとレゴに似ているのですが、どちらかというとプログラミングというよりはブロックの組み立てを重要視していて、ロボットがどうやって動くのか物理的な動力や力学をいった点を自然と学ばせるような作りとなっています。
実際、ヒューマンアカデミーロボット教室は、小学校中学年くらいまでが対象のコースではプログラミングを学ばせず、ミドルコースという複雑なブロックを教材としたコースを最低でも1年間受講した生徒のみプログラミングが組み込まれたコースに進級できるという仕組みになっています。
はじめからいきなりプログラミングを学ばせるのではなく、まずはブロック製作を通してロボットに興味を持ってもらい、そこから自然な形でプログラミングに進んでもらうというより子供の目線を重視したカリキュラムと言えます。
子供の想像力や空間認識能力を育てたいという方にはオススメです。
3、アーテック/ロボティスト
使っているロボット教室 | アーテックエジソンアカデミー、アーテック自考力キッズ、もののしくみ 研究室 |
価格 |
アーテック ロボティスト ベーシック:22,732円(Amazon/税抜) アーテック ロボティスト アドバンス:31,200(Amazon/税抜) |
アーテック はロボットプログラミング教材を開発している日本の会社です。
アーテック のロボット教材であるロボティストの特徴は何と言ってもブロックの柔軟性です。アーテック 社のブロックはシンプルなキューブ型の形をしていて組み立て方も自由自在。さらにはセンサー・モーター、LED、ブザーといった機械部分まで小さめのブロックでできているため、好きなところに付けたり外したりが可能です。
シンプルすぎて少し無骨な印象さえ与えるかもしれませんが、そこがまた味があって良いと思います。
より子供の発想力を伸ばしたいという親御さんにはオススメです。
4、KOOV
使っているロボット教室 | トライ式プログラミング教室、個別教室Axis ロボットプログラミング教室 |
価格 |
KOOV ロボット・プログラミング学習キット アドバンスキット:51,200円(Amazon) |
KOOVはソニーとアーテック 社が共同開発したロボット教材。
ブロックの形はアーテック 社のものに似た細かいものですが、スケルトンの柔らかい配色がやさしい印象を与えます。専用のアプリもロボティストのものよりはカラフルな親しみやすいデザインとなっていて、直感的にプログラミングができそうな感じがします。
難点はコア部分などの電子パーツが少し大きすぎるように見える点です。小さなロボットを作った時にそれが目立ってしまいそうです。
まとめ
いくら安いものでも最低限のパーツ一式のセットだと20.000円は最低でもかかってしまうロボットキット。
子供のためとは言え、決して安くはないお値段となっていますので、ロボット教材の最低限の特徴は押さえた上で購入やロボット教室入会を考えた方が良いと言えそうですね。
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