ロボット教室のメリット・デメリットについて学ぼう!【子供の習い事】

ロボット教室のメリット・デメリットについて学ぼう!【子供の習い事】

子供の習い事としては割と新しいロボット教室。気にはなっているけど実際どんなメリットデメリットがあるの?と疑問に思っている人も多いかもしれません。

具体的にロボット教室のメリット・デメリットとはどのようなものになるでしょう。

 

ロボット教室のメリット

 

1、楽しんで勉強する喜びを覚える

ロボット教室では、もちろん簡単なカリキュラムみたいなものはありますが、基本的にはブロックをどのように組みたてようがそれをどのように動かそうが子供たちの自由です。

皆さんの子供の頃を思い出してもらえると分かりやすいかと思うのですが、子供って一から遊びを作り出すことがすごく得意だと思うんです(少なくとも私はそうでした)。つまりはクリエイティブな事に楽しみを見出すことができる。

学校の勉強も大事なのですが、それだけだとなぜこれを学ぶのか?とかなぜこれを覚えるのか?という疑問を解決しないまま進むことが多いので子供たちは勉強に興味を持てなくなってしまいます。

ロボット教室では楽しみながらロボットを組み立て動かすことでこれこれこれがこうだからロボットが動くのだと子供ながらにうっすらと理解することができます。

ロボット作りに興味を持ち、そこからものづくりの楽しさを覚えてしまったりなんかすれば怖いもの無しで、学校の勉強がなんでするのかとか疑問に覚えることもなく楽しさすら覚えるかもしれません。

 

2、集中力が身につく

ロボット教室では、教材に子供たちの好きなレゴやロボットを使っていることで、子供たちは作業に夢中になることが多いです。

何かの課題に一定の時間をかけて一心不乱に打ち込むということは非常に大事なことです。学校や塾でいまいち集中できないでいるような子がロボット教室では熱心に集中していることも多いようです。

子供のうちに途中で投げ出さない集中力をロボット教室で手に入れられるかもしれません。

 

3、体感レベルで物理法則が身につく

子供向けのロボットには非常に簡単なモーターや滑車やセンサーなどが使用されています。

ただただブロックを組み立てるだけならできるのですが、これを自ら動かすとなるとこれらを活用しなければどうにもなりません。

カリキュラムやロボット教室の先生に教えてもらいながらロボット製作を繰り返すことで、子供は体感レベルで簡単な物理法則を身に付けることができます。

いずれ中学や高校に進んで物理を学ぶ際にもつまづくことなく、直感的に物理を理解することができるでしょう。

 

4、プログラミングの基本を身に付けることができる

小学生レベルのロボット教室では本格的なプログラミングを学ぶことは無く、簡単な四則演算やロジックの組み合わせをコンピューターに命令するタイプのものです。

本格的にプログラミングの領域に入るのは中学・高校になってからとはいえ、簡単な命令をコンピューターに命令して機械が動くんだということを理解しているだけでもかなり大きいのではないでしょうか。

水泳教室や英語教室なんかでは身につくはずもない知識ですよね。

 

5、論理的思考が身につく

論理的思考とは、物事を論理的に捉え「必ず原因があって結果が起こる」ことを念頭に置いてまず結論や目的から考えて逆算的に考えていくような思考方法のことです。

ロボット教室で作るロボットは、きちんと目的をはっきりさせてからではないと上手にロボットを作ることはできません。

簡単な作りとはいえロボットはロボットですから、ちゃんとした設計をしないと思った通り動くことはないからです。ロボット作りに四苦八苦しながら子供たちは、自然と「なんらかの因果関係があってこの結果(ロボット)があるんだ」と無意識に思うようになります。

無意識にロジカルシンキングが身についている、というわけです。

 

6、仲の良い友達が作りやすい

あまり知られていませんが、ロボット教室のほとんどは、少人数でグループ分けをして同じ目標(ロボット)に向けて進められることが多いです。

同じものづくりが好きな仲間同士で協力して作品を作り出すわけですから、仲良くならないほうが不思議というもの。

このような友達同士でお互い影響を与え合い、よりロボット作りに夢中になっていくパターンも多いようです。

 

ロボット教室のデメリット

ロボット教室のメリットを上げてきましたが、もちろんデメリットも存在します。

 

1、月謝が高い

ロボット教室の月謝の相場はだいたい月1万円前後です。他の水泳や英会話みたいなメジャーな習い事と比べると少しばかり高いと言えるでしょう。

さらに、初期費用としてロボット代がかかるところもありこちらの費用は大体3万〜5万といったところ。

正直言ってお手軽に通わせることができる習い事とは言い難いのが現状です。

ロボット教室には体験教室というものがあってほぼ全ての教室が無料で体験教室を受けられるので、こちらを利用して慎重に決めていくのが良いでしょう。

 

2、教室によって違いが出る。

ロボット教室はレゴスクールのような直営店だけのところを除き、ほとんどはフランチャイズタイプの教室がほとんどです。

つまりはカリキュラムや教材はロボット教室に沿ったものが行われるのですが、肝心の講師の質だとか相性だとかは実際に教室に言ってみないと分からないことが多いのです。

こちらも前述の無料体験教室である程度わかることなので利用しない手はないでしょう。

 

3、学校の成績に関係ない

2020年にプログラミングが必修科するとはいえ、英語のように科目になることはないということもあって、ロボット教室が小学校の勉強に直接影響するようなことはありません。

そのため、中学受験が目前に迫った小学校高学年になるとロボット教室をやめさせるような人も少なくないようです。

とはいえせっかく好きになったのにいきなりやめさせるというのも残酷なもの。

ロボット教室を考えている人は中長期的な視点で何が自分の子供に向いているのか慎重に考えて選ぶのが懸命です。

 

まとめ

ロボット教室のメリット・デメリットを紹介していきました。

まとめると、ロボット教室のメリットは子供の本質的な成長に関わることが多いということでしょうか。デメリットも多く少しばかり余裕の無い家庭には難しい習い事という印象もありますが、何はともあれ少しでも興味をお持ちでしたら無料の体験教室に言ってみるのが一番です。

そこで子供の反応を見てから決めるのが良いでしょう。何より習い事をするのは子供なのですから。