論理的思考力の重要性とは?【子供の教育】

論理的思考力の重要性とは?【子供の教育】

昨年の文部科学省が出した2020年度以降の小中学校の教育内容を定めた次期学習指導要領改定案により、小学校高学年からの英語の科目化、プログラミングの必修化が正式に決まりました。

政府がこのような決定をした背景には次のような思惑があると言われています。

英語ではプレゼンテーション能力を、プログラミングにおいては論理的思考力を高め、将来の日本にとって有益な人材に育ってほしい

このうち、プレゼンテーション能力に関してはよく分かります。今までの日本の学校教育は知識を詰め込むことを重点的にするあまり、人前でプレゼンすると言った一番重要な能力をおざなりにしてきた訳ですから。要するにインプットだけではなく、アウトプット能力を鍛えなければ何も意味はない、ということですね。

では「論理的思考能力」はどのような時に重要になってくるのでしょう。

 

論理的思考力の重要な場面

 

これからの時代において論理的思考力は特に大事になってきます。論理的思考力が試される場面を4つほど上げてみましょう。

①意思決定する瞬間

 

人間は一日で約9000もの選択を迫られ、それに対して一つ一つ決定を下していると言われます。(問題を先延ばしにするというのもまた意思決定の一つです。)

今日の晩御飯はどうしようか?などという些細な選択から、引越しをする・結婚をする・ビジネス上で重大な事項を決定する、などの人生に関わってくるような選択まで、選択の幅は非常に広いものになっています。

重要な選択だけを慎重に決めれば良い、というものでもなくて、人間は毎日降りかかってくる選択事項に対してより良い選択をし続けることで充実した後悔のない人生を送れるものなのです。

意思決定に一番必要なものは何でしょう?それは他ならぬ論理的思考力です。時には直感や感覚でものを決めるのも良いかもしれませんが、それらは論理的にものを考えて50:50だった時のような限られた状況です。

特に重要な選択を迫られた時、直感だけで物事を決めるような人は少ないでしょう。

 

②プレゼン能力

 

先ほど英語でプレゼン能力を高めると言いましたが、プレゼン能力の前提としてまた論理的思考力が大事になってきます。

例えば、プレゼンの代表的な例として、論文の発表の形式を例に取りましょう。論文とは主にIMRAD型という形式で書かれるのですがその流れはこうなっています。

 

1要約 → 2問題提起、背景、目的 → 3方法 → 4結果 → 5考察、論証 → 6まとめ

 

大体このような流れになっています。

さて、全く論理的な思考なしにこのような論文が思い浮かぶでしょうか?まず無理ですよね。

論文は例えが大袈裟だったかもしれませんが、人に何かを説得したりだとか、納得させたいときにいくら感情で訴えたとしてもそこに理論がないと人はなかなか動きません

つまりプレゼンテーション能力が高いということは、イコール論理的思考力が高いと言っても過言ではないのです。

 

③営業・セールスの場面

 

人間関係や人柄だけでモノが売れる時代はとうの昔に過ぎ去ってしまいました。

自社の商品が他と比べてどのように優れているかを数字やグラフや表を使って論理的に説明できなければモノを売ることが非常に難しくなっています。

 

④英語圏の人たちとの会議

 

欧米の人たちは非常に論理的思考力が鍛えられています

それは、ヨーロッパの人たちがそもそも「目的論」と呼ばれる、結果や目的を先に決定しながら、どうやってそこにたどり着けるか考えたり行動を起こしたりするという非常にロジカルな考え方をベースに持っているからです。

近代という時代が世界にとって、アメリカやヨーロッパの各国によって目に見えない支配が進んで言った時代だということは誰の目にも明らかでしょう。

それは、グローバル化がますます進んでいくこの先の時代においても変わることはないでしょう。(なぜなら、世界の20億人という人々が英語という言語を主言語にしていることからもわかります。)

多種多様な人種が集まって会議がなされるようなことも今後は増えていくかと思いますが、そのような場面でも論理的思考能力は必要となってくるのです

 

子供の論理的思考力を高めるには

 

一番は子供に向き合って子供なりの疑問や問題に親身になって受け答えるすることが大事だと言われています。

この時、

1「要するにどうなのか?」

2「例えばどういうことなのか?」

3「他にはどんなことがあるか?」

4「なぜ?」

5「どうすれば?」

といったことに意識していることが肝心らしいです。

 

例えば、私の友達の子供はすぐ何にでも「何でー?」と返してきます。

ほんの些細なことから大人が大勢で考えてもわからないようなことまで何でも疑問系で「何で?」と聞いてくるのです。いわゆる「何で何で坊や」ですね。

ここで面倒臭がって、「何でもクソもそういう風に決まっているの!」と返すのは簡単ですが、それではせっかく芽生えた子供の知的好奇心を消す結果にもなってしまいます。

そんな時は「何でそういう風に思ったの?」などと返し、一緒に子供の疑問を考えていきましょう

そしてさっきの5つの言葉を上手く使い、疑問や問題を解決するためにはどのようなことをすれば良いか結論まで導き出すのです。

質問さえ上手くできれば子供の考える能力はぐんぐんと伸びるでしょうし、最終的に解決に至ればどのような方法を用いれば目的や結果が出るのかという論理的思考力も自然と付いてくるのです。

 

習い事だとロボット教室がオススメです。

子供の論理的思考を育てるのに一番適していると思うのはロボット教室です。

ロボット教室でよく誤解されるのがプログラミングなどが主体であっておいていかれる子供が多いんじゃないかといったものです。

実際はそんなことはなく、初めはただ楽しんでロボットを作るところから始めるのです。そして、後からそれを動かそうという時に簡単なプログラミングを用いて夢中で作ったロボットが動くのをみて感動する

その時、子供は「あの時使ったあの部品が重要だったんだ。」とか「この部分にこういう命令をしたからこういう風に動くんだ。」と無意識に思うのです。

まさに何らかの原因があって結果が生まれるという論理的思考を自然と身につけられるというわけです。

 

まとめ

 

論理的思考力は子供に限らず大人にも必要なものです。

少しばかり骨は折れるかもしれませんが、子供と綿密なコミュニケーションをとっていくことにより子供と共に論理的思考力を高めていきましょう。

もし、資金的に余裕があるご家庭でしたら、近くのロボット教室に通わせるのをオススメします(笑)。